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私の文章修業 20

<終わり方>

 始めたものは 終わらせよう。

 書き始めたものは、 ちゃんと終わらせましょう。
 下手なエンディングでも、 終わらないよりは ましです。
 へへ、 私は下手です。 解ってます。
 でも、書くだけ書いて、 誰にも見せないというのであれば かまわないでしょうが、
 どなたかに読んでいただきたい というのであれば、
 何が何でも終わらせなくては 気持ちが悪いです。
 読んで下さる方に失礼です。
 コース料理をご馳走する と誘っておきながら、
 オードブルで放り出すようなもんです。
 読者は たまったものではありません。
 無理やりにでも終わらせましょう。
 終われない場合は、 書き続けましょう。
 できれば、 生きているうちに 終わって欲しいものです。

 終わり方も いろいろあります。
 めでたしめでたし もあれば、 ええーっ、 嘘―!  というのもあります。
 この後どうなるんだろう、 と気になる終わり方もあります。
 いずれにしろ、 カッコイイ終わり方ができれば、 最高です。
 読者は、 安心して 物語の世界から日常に戻って行けます。

 だけど、 書いてみると、 書きだしよりも難しい気がします。
 書きだしは、 作者も張り切ってますからね。
 調子に乗れば トントンと行きます。
 でも エンディングとなると、 そうはいきません。
 クライマックスを無事乗り切って、 作者が力尽きていることがあります。
 途中で取り散らかした あれこれを 収めなくてはならないのです。
 踏ん張らないといけません。

 はじめにエンディングを考えておく という手がありますが、
 これは、 そうは問屋がおろさない場合が出てきます。
 途中で、 登場人物が 予定外の行動を起こすことがあるのです。
 「くれないの影」のエンディングは、 予定していたものとは全然違うものになりました。
 頑張るしかありません。
 最後の一行を書き終えた時の気分は、 良いものです。
 やったぜ、 という感じです。

 有名どころとしては 「風と共に去りぬ」でしょうか。
 【明日は明日の風が吹く】
 スカーレット・オハラは、 最後までスカーレット・オハラです。
 カッコイイです。

 伊坂幸太郎の作品に、
 最初の一行と最後の一行が全く同じ というのがあります。
 同じ文でも、 読者の頭の中の印象は まるで違っています。
 思わず、 大向こうから声をかけそうになります。
 まだ読んでいない方がいらっしゃると思えば、
 エンディングの具体例は 挙げにくいですね。

 水戸黄門方式という手がありましたね。
 「黄門さまご一行は、 次の土地を目指して旅立っていったのでした」
 これは 案外便利な気がします。

 「お姫様は、 幸せに暮らしましたとさ」
 「どんとはらい」
 「お後が よろしいようで」
 伝統的な終わり方です。



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コメント
2439: by lime on 2014/08/29 at 18:51:18 (コメント編集)

あ、伊坂さんのその作品知ってます。
私が一番大好きな伊坂作品です。あの一文、鮮やかでしたね。

終わり方。読者の求めるラストと、違うかもしれないという不安、常にありますね。
正解がない世界だけに、難しいです。

2441:Re: lime様 by しのぶもじずり on 2014/08/29 at 19:48:35 (コメント編集)

あの一文、いいですよねえ~。
最初にやられて、最後に、してやられました。
なにより、最初の一行が、最後まで鮮やかに印象に残っていることが
すごいです!!

あれっ、これで終わりなの?
ではなく、
ああ、終わったあ~。
というのが好きです。

2443:あ、これは大丈夫 by miss.key on 2014/08/29 at 21:05:59 (コメント編集)

 こんにちは。
 私の場合、まず結果ありきですね。最初にエンディングを書いてしまいます。
と言うか、最初に一つのシーンが浮かんで、それを書きたいが為だけに、だらだらと長い道のりが在り、作者はひたすらはいずって行くのです(笑
 問屋が卸さない?ううう、だから亀の筆なのです。

2444: by ゆーき on 2014/08/29 at 23:07:27

難しいですよね。始めるよりも終わらせる方が難しいと思っています。

私の場合は、初めにラストのイメージはある程度持っている場合が多いですが、書いているうちにだんだん思ったような方向に進まなくなってしまうことが多いです^^
そのまま流れにまかせてしまうか、力技で予定していたラストに軌道修正するか、いつも悩んでいますw

2445:Re: あ、これは大丈夫 by しのぶもじずり on 2014/08/30 at 10:46:02 (コメント編集)

miss.key 様 いらっしゃいませ。
おお、エンディングから書く派ですか。
私にだって、ラストのイメージはあるのです。
あっ、思い出しました。
「蜻蛉の願いはキンキラキン」のメモノートには、
感動的なラストシーンが残っています。

しかし、主人公蜻蛉に似合わないと気づいちゃいました。
名前がいけなかったのでしょうか。
蜻蛉は、前にしか進みませんからね。

ということで、用意してあったエンディングシーンは、お蔵入りです(泣)。
どうしても唐突な感じにしかならなくて、つながりませんでした。

2446:Re: ゆーき様 by しのぶもじずり on 2014/08/30 at 10:51:46 (コメント編集)

こんにちは。
私にも、はっきりしたラストのイメージはあるのです。
思うようにいかないという感じは、よーく分かります。

> そのまま流れにまかせてしまうか、力技で予定していたラストに軌道修正するか、
どっちもありなんでしょうけどね。
どっちのほうが面白くなるか、ですよね。
ほーんと難しいです。

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