私の文章修業 16
私の文章修業 - 2014年08月20日 (水)
<登場人物 2>
登場人物の性格や特徴は、 途中で忘れないようにしよう。
いつの間にか 別人になっていたらまずい。
お芝居で、 癖のある脇役よりも、
特徴の少ない主役を演じる方が難しい と聞いたことがあります。
何をするにしても、 上手くやるには 簡単というわけにはいかないでしょうけれど、
なんとなく分かる気がする 今日この頃です。
とんでもない人物を書くには、 とんでもないことをさせればいいわけですが、
平凡な良い人を書こうとすると、 案外難しいです。
『平凡だけど、 良い人です』 と書くのは簡単ですが、
説得力が全くありません。
そうです、 大事なのは説明ではなく、 描写です。
特徴のある人物の方が 描写も楽です。
書いていても楽しいです。
だからといって、 登場人物が全員変人というのも どうなんでしょう。
鬱陶しいことになりそうです。
なにはともあれ、 どんな人物を登場させるにしろ、
描写には 説得力が欲しところです。
さて、 説得力のある人物描写をするには どうしたらいいのでしょう。
まず、 作者が具体的にイメージできること。
作者がイメージできないようでは、 説得力などあるはずがありません。
その為に、 登場人物の生い立ち、 容姿、 癖、 性格、 得手不得手、 等々
を 書かない部分にまで 設定しておく作者がいるようです。
私は そこまで細かくは決めていませんが、
簡単な人物表などを作っておくと便利です。
実際にどこまで書くかは別にして、 イメージしやすいです。
実在の人物を よく観察しておきましょう。
人物描写の材料になります。
世の中には 本当にいろんな人がいます。
意識して観察すると、 それだけでも けっこう楽しいです。
ちょっとしたことで、 こういう人っているなあ と思わせられたら、
しめたものです。
言葉遣いも大事です。
実際の女子高生には、 言葉遣いが酷い子もいますが、
そのままでは品性に欠けます。
「クソ婆、 死ね!」 などと日常的に言わせてしまうと、
物語の中では 不良にしかなりません。
流行語も使いすぎると、
かえって、 あっという間に古臭くなってしまいます。
実際がどうであれ、
ある程度は 物語の人物像に似合う言葉遣いをさせましょう。
観察することで材料を集めるのは大事ですが、
書くにあたっては、 材料を料理することも必要です。
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登場人物の性格や特徴は、 途中で忘れないようにしよう。
いつの間にか 別人になっていたらまずい。
お芝居で、 癖のある脇役よりも、
特徴の少ない主役を演じる方が難しい と聞いたことがあります。
何をするにしても、 上手くやるには 簡単というわけにはいかないでしょうけれど、
なんとなく分かる気がする 今日この頃です。
とんでもない人物を書くには、 とんでもないことをさせればいいわけですが、
平凡な良い人を書こうとすると、 案外難しいです。
『平凡だけど、 良い人です』 と書くのは簡単ですが、
説得力が全くありません。
そうです、 大事なのは説明ではなく、 描写です。
特徴のある人物の方が 描写も楽です。
書いていても楽しいです。
だからといって、 登場人物が全員変人というのも どうなんでしょう。
鬱陶しいことになりそうです。
なにはともあれ、 どんな人物を登場させるにしろ、
描写には 説得力が欲しところです。
さて、 説得力のある人物描写をするには どうしたらいいのでしょう。
まず、 作者が具体的にイメージできること。
作者がイメージできないようでは、 説得力などあるはずがありません。
その為に、 登場人物の生い立ち、 容姿、 癖、 性格、 得手不得手、 等々
を 書かない部分にまで 設定しておく作者がいるようです。
私は そこまで細かくは決めていませんが、
簡単な人物表などを作っておくと便利です。
実際にどこまで書くかは別にして、 イメージしやすいです。
実在の人物を よく観察しておきましょう。
人物描写の材料になります。
世の中には 本当にいろんな人がいます。
意識して観察すると、 それだけでも けっこう楽しいです。
ちょっとしたことで、 こういう人っているなあ と思わせられたら、
しめたものです。
言葉遣いも大事です。
実際の女子高生には、 言葉遣いが酷い子もいますが、
そのままでは品性に欠けます。
「クソ婆、 死ね!」 などと日常的に言わせてしまうと、
物語の中では 不良にしかなりません。
流行語も使いすぎると、
かえって、 あっという間に古臭くなってしまいます。
実際がどうであれ、
ある程度は 物語の人物像に似合う言葉遣いをさせましょう。
観察することで材料を集めるのは大事ですが、
書くにあたっては、 材料を料理することも必要です。
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