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私の文章修業 番外編1

<日本語万歳>

 始まって早々、 唐突ですが 番外編です。

 人間が ものを考える時、 母国語は大事です。
 画家が、 色や形で考える。
 音楽家が、 音で考える。
 そういうことが あるとは思いますが、
 一般に、 物を考える時は 言葉によることが多いと思います。

 少し前に、 たまたま
 「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ」 というTV番組を見ました。
 なぜ日本人は 英語が苦手なのか、 ということをやってました。
 以前、 このブログでも書いたように、 明治の先人が翻訳語を編み出してくれたました。
 番組でも言ってましたが、 「自由」は 福沢諭吉先生が作ったらしいです。
 諭吉先生がいなければ、
 自由が丘は フリーダムヒルになっていたかも、 なんてジョークを言ってました。

 ノーベル賞授賞式のスピーチで、
 益川教授は 「I cannot speak English」と言いましたが、
 そんなことが言えるのは、 日本人だけなんだとか。
 そもそも 最先端の科学や技術の用語は、 英語を中心にした西洋の言葉で出来ていて、
 英語ができなければ、 資料を読むこともできず、 研究成果を記録することもできない
 ということらしいです。
 日本では 翻訳語のおかげで、 西洋の文化も文明も技術も 日本語で読み書きできます。
 不自由はしないのです。
 英語が無くても 最先端をやって行ける 珍しい国ということです。

 番組の最後に 「これからは、英語を勉強しなきゃね」 と言った日本人に対して、
 外国人のコメンテーターが、
「英語は、 IとYou.  立場をはっきりさせて、 対立を生む言語なんです。
 日本語は、 みんなで仲良くなれる言語です。
 英語を勉強するのはいいけれど、
 日本語を、 もっと世界に広めたら、 世界は平和になれる」
 という趣旨のことを言ってました。

 うんうん、 私も、 うすうすそんな気がしていました。
 西洋人に任せておいたら、 世界平和は遠いのかもしれません。


 人類は 言葉を発明したことによって、 豊かな思考方法を手に入れました。
 思想も哲学も、 言語から生まれます。
 だから 思考は言葉に制約されるのです。
 言葉を福音と考えるか、 呪縛と考えるかと言えば、 両方でしょう。
 同じことの裏表なんだと思います。
 日本では、 言魂ということを言いますが、 西洋にもありますね。
 「はじめに言葉ありき、 言葉は神と共にありき」 聖書の言葉です。

 資本主義は 西洋でできた考えです。
 勝ち負けなんだわね。 弱肉強食なんだわね。
 そこんとこを押さえておかないで うっかりしていると、
 韓国のように 海外資本に食い荒らされる危険がありますね。
 資本主義って、 なんか殺伐としています。

 ベトナム戦争の時、
 アメリカ軍が ベトコン一人を殺す為の費用計算をしていたというのは、
 わりと有名な話らしいです。
 枯葉剤使用は、 計算の結果だそうです。
 アメリカがどうのこうの という個別の問題ではなく、
 資本主義とは、 そういうことなのだと思います。
 戦争の度に、 対費用効果を計算していることでしょう。
 資本主義の考え方を 野放しにして突き進めば、
 行きつく先には、 地獄が口を開けて待っている。 そんな気がします。
 騎士道や武士道は、 名誉や恥は、 費用計算できませんからね。
 無理やり計算したとしても、 おそらくは大赤字でしょう。

 思考は言葉に制限される。
 また、 言葉に思考は表れる。
 「勝ち組、 負け組」 という言葉ができました。
 頭の中まで 西洋資本主義に乗っ取られたように感じたものです。

 いくら世界平和を叫んでも、 言葉は即戦力にはなりません。
 それでも、 言葉を諦めたらいけないように思います。
 日本語の柔らかさ、 優しさ、 穏やかさ、
 立場を対立させない加減の良さ、 言いかえるなら いいかげんさが、
 地味だけれど、 いくらかでも 世界を変えられるかもしれないと思うと 楽しいです。


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2323:こんばんはー by ☆バーソ☆ on 2014/07/21 at 20:18:07 (コメント編集)

>西洋人に任せておいたら、 世界平和は遠いのかもしれません。
資本主義は、強いほうが勝ち、それが得だ正義だ合理的だという思考です。
殺伐としているのは当然で、元来ますます格差を生む考え方なんでしょう。

「勝ち組」と「負け組」。これ、じつにイヤな言葉ですね。
こういう言葉があるから、では自分はどちらの組に属しているのかと考え、
自分では意識してないにしても、ひとを打ち負かそうという気になります。

>日本語の柔らかさ、 優しさ、 穏やかさ、立場を対立させない加減の良さが、
>いくらかでも 世界を変えられるかもしれないと思うと 楽しいです。
人間は、時々の状況に適合する言葉を頭の中に思い浮かべて思考するものですが、
柔らかく優しい言葉で思考するのがいいという考え方、興味深いですね。

どうすれば得になるのか、正しいのか、を頭で考えて行動することもできます。
でも、どうすることが(自分にとって、相手にとって)気持ちがいいことなのか、
と感情を大事にして行動することもできるのではないかと思うのですが。

2324:Re: こんばんはー by しのぶもじずり on 2014/07/21 at 21:52:28 (コメント編集)

☆パーソ☆さんいらっしゃい。

損得や勝ち負けが、一概にいけないとは思いませんが、
のべつまくなしにそれだけ、というのは、情緒が無さ過ぎですよね。

メリハリですよ、メリハリ。
それと、ほら、あれですよ。
柔よく剛を制す。ってのもありますし。
負けるが勝ち。ってのもありましたし。
ワンパターンじゃ面白くないです。

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