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アムステルダムの光芒その2

 1月4日【アムステルダムの光芒】について書いた記事の最後に、 あと二行 書いていたのですが、
 実は、 掲載前に消したのでした。

 それが、 コレです。
『直接の先祖はもちろん、 日本で生きた全ての先人たちの歩いてきた道の先に 今の日本があります。
 罪ばかりしか知らないのは不幸です』

「罪」という言葉に、 抵抗を感じたのでした。
 そうです。
 つい書いてしまうほどに、 社会科の授業で 罪悪感を植えつけられていました。
 日本に罪が全くないとは申しません。 そりゃあ、 それくらいあります。
 でも、 エドゥアルト・ヴァン・ティン氏がおっしゃったように、
 ヨーロッパが世界にしたことに比べれば、 足許にも及びません。
 いや、 及ばなくていいんですけどね。



 ヨーロッパは、 アフリカの土地と資源を奪っただけでは足りず、
 人間を奴隷として売り買いしました。

 南アメリカでは、 殺りくを繰り返し、 財宝を強奪し、
 長く続いていた文明を滅ぼしました。

 北アメリカの大地をわがもの顔で奪い、 現地人の頭の皮を剥ぎました。
 女子供の頭の皮にまで 賞金をかけたらしいです。

 オーストラリアを勝手に流刑地にし、 罪人を大量に送りつけて、
 現地で暮らしていた人々の暮らしを めちゃくちゃにしました。

 もちろん アジアにも手を伸ばし、 次々と植民地にし、
 あるいは アヘンを売りつけたのです。

 アジアも十分に危なかった。
 実際に、 北部は すっかり白人の国になっています。
 一歩間違えていれば、
 アジアでも、 白人ばかりが大きな顔をして、 アジア人は人間扱いもされず、
 細々と生きる羽目になっていたかもしれないのです。
 仏教を生み、 哲学、 天文学 、数学に秀でていたインドでさえ、
 ガンジーが立ち上がるまでは、
 イギリスの植民地として牛耳られ、 白人から蔑まれてていたのです。


 ぞっとしませんか?
 南アフリカ共和国で、 黒人が人間として扱われるようになったのは、
 二十世紀の終わりに近かった頃なのですよ。
 それまで、 ずうっと動物並みの扱いをされていたのですよ。
 世界一自由だと思われているアメリカ合衆国で、
 黒人の人権を訴えたキング牧師が殺されたのは、たった45年前なのですよ。
 アジアがヨーロッパのいいなりになっていたら、
 今頃 アジア人はどんな扱いをされていたのでしょう。
 どんな世界になっていたのでしょう。

 アジアが、 ヨーロッパの『罪』を止めたのです。

 そういう世界だったことを思えば、
 ガンジーほど立派なやり方ではありませんでしたが、
 日本がしたことを 『罪』の一言で片づけるのは、 違うような気がします。
 当時は、 死活問題だったのではないでしょうか。


 どうやら、 私は 大きな勘違いしていたのかもしれません。
 もしかしたら 多くの日本人も、 もしかしたら 中国も、 南北朝鮮も、
 勘違いをしているのかもしれません。
 よく考えてみたら、あの戦争で、 日本の敵だったのは、 アジアの国々ではなく、
 アジアを植民地支配していた連合国だったのですよね。

 アジアの国々は、 それぞれ やり方は違っていても、
 共にヨーロッパの勢力に対抗した仲間だったのでは。



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<ここからは、 内緒話>

「勝てば官軍」 とは よく言ったものですよね。
負けた日本が 悪役を一手に引き受けたようになってますけど、
本当に悪かったのは、 武力で世界を思い通りに牛耳ろうとしていた ヨーロッパなんじゃないでしょうか。
ヒットラーがあんなに嫌われ、 危険視されるのは、
同じ悪魔が 自分たちの中にも居た事を 思い出してしまうからなのかもしれない、
なあーんて事を 考えたりしちゃいます。
殺して頭の皮をはぐのと、 ガス室に入れて殺すのと、 どこが違うの? 
あはっ、 言いすぎましたかね。

でも、 こういうとこから始めないと、 人間同士の殺し合いは無くならない感じがするのです。
ほーんと、 罪深い生き物ですよね。

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