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無地なのに 何故に縞


 先日、というか、もう先月
 「ねぇねぇフォーマット」さんに訪問した時、
 <ブラインドタッチ>が差別語になると知りました。
 驚いたので、コメントをしました。

 つんぼ桟敷同様ブラインドタッチも解りやすく上手い表現なのに、
 何でも差別語されては寂しい。
 盲縞も使わなくなったし、ということを書いたところ、コメ返がありました。

「盲縞」が解らなくて調べられたとのこと。
 お手数をかけさせて、すみません。
 紺無地なのに、何故に縞? と疑問をもたれたようでした。
 そうですよね。無地なのに何故に縞。

 それについて解説します。
 解説というより、私的考察、いやさ推理かもしれませんけどね。

 布の模様は、大きく分けて染め物と織物になります。
 刺繍やアップリケは、その他にしておきます。

 染め物は染料で染めます。あたりまえか。
 華やかな模様、繊細な模様、大胆な模様と多様な柄を染め分けます。

 一方織物で織り出すのは、絣などもありますが、ほぼ縞柄です。
 先染めにした糸を使って織りますから、そうなります。
 袴地の最高級品とされている仙台平も、高品質な絹糸と織が評価されています。
 ごまかしのきかない幅のある縞柄は、好評価されていました。
 そうです。織といったら縞なのです。
 あっ、つつれ織がありましたが、置いておいてください。
 ごく一般の織物は、ということです。

 白無地の布を染めた物と差別化する為でしょうか、先染めの糸で織り上げた紺無地を盲縞というのです。
 「先染めの糸で織った紺無地」を「盲縞」
 説明が簡潔になります。
 しかも、とんちが利いています。
 目には縞は見えないけど、縞の生地と同じ造りですよ。
 ということです。
 江戸時代あたりでしょうか。
 昔は、こういう洒落の効いた表現がありました。
 これも言葉の文化だと思いますが。

 そうそう、「ブラインドタッチ」は、どうやら和製英語らしいです。
 さすがです。伝統です。解りやすいです。


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コメント
5306:日本語と言う文化遺産の破壊ではないか? by sado jo on 2023/10/05 at 20:47:44 (コメント編集)

う~ん…差別だと言って次々と日本語を規制しますと、終い目に小説も書けず文学作品も読めなくなります。
文豪の書いた作品で「盲」「唖」「聾」「躄(ちんば)」などが入るタイトルもあるし、本文となるとなおさら今で言う「差別用語」なるものが数多く出てきます。
全部書き換えたらもはや「芥川龍之介」や「太宰治」の書いた作品ではなくなるでしょう。
巷でも「盲滅法」「盲撃ち」とか「唖黙る」「耳聾(知らんふり)」「片ちんば」とか使い慣れている言葉も多い。
語彙の豊かさで世界に知られている日本語をつまらん尺度で潰しては、逆に文化遺産の破壊にしかならない。
人を指して言う…或いは人に向かって使う以外は「差別用語」などと言って排除しない方がいいです。

5307:Re: 日本語と言う文化遺産の破壊ではないか? by しのぶもじずり on 2023/10/06 at 16:36:31 (コメント編集)

sado joさん ども。
文章も気にすると不便ですが、映画はどうにもならないところになってます。

昔の名作映画でテレビ放送できない作品がけっこうありそうです。
以前、記事にしましたが、「拝啓天皇陛下様」という作品がテレビ放映された時、所々で音声が消えました。
どんな言葉が消えているのか気になって、せっかく良い映画なのに、感動が半減しました。
映画の最期のほうに、新聞のベタ記事がちょとだけ映りました。主人公が事故死した記事です。
そこに「労務者」と書いてありました。
音が消えたところに「労務者」を入れると全てつじつまが合います。
何だ、そんな事で作品をぶちこわしたのかとがっかりしました。
ほんの一瞬だけの新聞記事は、見落としかと思っていましたが、テレビ編集をした人がわざと残したのかもしれないと気がつきました。
ささやかな抵抗を目論んだのかもと。

洋画なら、吹き替えや字幕でなんとでもなりますが、昔の邦画では放送できない作品はたくさんありそうです。
寂しいです。

5308:FC2ブログ更新お疲れ様です。 by 横町 on 2023/10/08 at 04:56:36 (コメント編集)

差別用語があまりにも多すぎて戸惑う昨今です。問題は言葉でなくて、人間の内面なのですが、「差別用語を使わないこと」だけでは偽善に過ぎない気がします。

道徳を蔑ろにして、差別用語云々にこだわるのは本末転倒(両者は両輪でなければ意味がない)と考えています。肝はそれは言われた方の身になるということでないでしょうか?「言った者勝ち」に走らず、人の心の痛みに添える裁量を身に着けたいものです。

然るに、公を離れ、個人のブログで、但し書きがあれば、(或いはそれに準じる含みがあれば)それはそれで許される範囲ではないでしょうか?多くの図書のあとがきには「今の倫理観にはそぐわない表現がありますが…原作の意図を重視してそのままにしました」という旨のことが書かれています。一概に差別用語はひとまとめには出来ない気がします。これは公序良俗とも言えますが、個々のバラツキが著しい域であり、YESまたはNOで決めつけるのは極めて難しいと考えています。

◎まとめ◎
お陰様で本日も有意義な話題を提起して頂きました。しのぶさん、今日もいい一日をお過ごしください。ありがとうございます。



5309:Re:横町様 by しのぶもじずり on 2023/10/08 at 15:42:43 (コメント編集)

おっしゃる通りだと思います。
差別するのは、言葉ではなく人間の意識や心。

昔「おめくらさん」とか「おこじきさん」という言い方をする人がいました。
言葉は、言い方や使い方で工夫できます。
一概にしてばっさりと切り捨てるのは、芸が無い。

5310: by ユーアイネットショップ店長うちまる on 2023/10/09 at 06:43:26

盲縞
初めて聞いたので私もちょっと調べました。
ちょっと線引きがむつかしいですね。

5311:Re: ユーアイネットショップ店長うちまる様 by しのぶもじずり on 2023/10/09 at 16:58:52 (コメント編集)

色々と書きましたが、ちょっとした洒落でしょう。
そんなものと思えば良いのでは。

5312:「ねぇねぇフォーマット」の中の人です。 by あらいなかむら on 2023/10/10 at 06:09:31 (コメント編集)

> 「盲縞」が解らなくて調べられたとのこと。
>  お手数をかけさせて、すみません。
 解らないことが含まれているコメントや記事は、知らなかったことを知る良いきっかけなので、むしろどんとこいです。
 何でも即座に調べられる魔法の箱で読んでいるわけですしね。

 盲縞=紺無地の理由についてはなるほどと膝を打ちました。そう言われれば納得ですし、確かに面白い表現です。

 ところで「盲縞」を調べようとして「盲島」と入力してしまったら、そういう名前の無人島があるとGoogle先生が教えてくれました。これがTVのニュースや新聞記事になるときには「(ビープ音)島」か「目の不自由な人島」、「盲島(この地名は差別・侮蔑を意図する考えに基づくものではありません)」等になるのでしょうなw

5313:Re: 「ねぇねぇフォーマット」の中の人です。 by しのぶもじずり on 2023/10/10 at 16:48:30 (コメント編集)

「ねぇねぇフォーマット」のあらいなかむら様 こんにちは。
盲島がありますか。
たぶん見えにくい島なんでしょうね。
こんな所に島があったとは、とか言われていそうです。
無人島になるはずです(笑)

全国ニュースにはなりにくそうです。残念。

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