冷や酒は体に悪い
あれこれ放談 - 2023年05月28日 (日)
冷や酒は 体に悪い。
冷や酒は 二日酔いになりやすい。
大事な客に冷や酒を出すのは 失礼だ。
昔は、そんなことを言う人がいました。
日本酒は、燗にして飲むのが常識でした。
現在は、冷酒用の日本酒もあります。
さて、何故なんでしょう。
私の趣味、推理の時間です(笑)
炊いたご飯を器に用意します。
日当りの悪い湿気のある場所に置きます。
カビが生えます。
赤・青・黄色・白・黒と色とりどりで、見るからに気持ち悪い塊が出来上がります。
ですが、椿を燃やした灰を振りかけておくと、ほとんどのカビは生えてきません。
アルカリ性に弱いカビがほとんどらしいです。
それでも、しぶとく残る奴がいます。
そいつが麹菌の元になった菌です。
椿の灰に打ち勝った菌には毒があります。
どうやったのかは知りませんが、その菌から毒性を弱めていって、
麹菌を育て上げた、といわれています。
そこから考えるに、毒性が多少復活してしまう場合があったのではないかと。
そんな毒は、熱に弱いのかも。
出来の悪い麹菌から造った酒は、御燗にしないと悪酔いしてしまう。
そういうことなんじゃないかしら。
今は、科学的に検査して、毒性を取り除くことができるようになった。
安心して冷酒を楽しめる時代になった。ということなのではないでしょうか。
良かった良かった。
以上、私の勝手な推理でした。
それにしても、日本酒は、灰のおかげを被っています。
どぶろくから清酒ができたきっかけも灰だと伝えられています。
酒蔵で働いていたたちの悪い使用人が、叱られた腹いせに酒樽に灰をぶち込んで逃げた。
ところがどっこい、灰をぶち込んだ酒樽から、きれいな上澄みができた。
それが清酒の始まりらしいです。
灰って、なんか凄い。

