蛇足ながら勝手な解説
あれこれ放談 - 2022年11月16日 (水)
前の記事で、万葉集の最初の歌の勝手な解釈を書きました。
勝手すぎて分り難い部分があるかと思い、蛇足ながら説明してみます。
天皇の御製歌(すめらみことのおおみうた)
泊瀬(はつせ)の朝倉の宮に 天の下(あめのもと)知らしめしし天皇
《前記事で「雄略天皇の御歌と伝えられていますが、はっきりとは書いてない」
と書きましたが間違えていました。訂正します。
泊瀬の朝倉宮で天下を治めた天皇は、雄略天皇のことらしいです》
籠(こ)もよ み籠もち
《籠を持って それも良い籠を持って》
掘串(ふくし)もよ み掘串もち
《シャベルを持って できの良いシャベルを持って》
この丘に 菜摘ます子
《この丘で 菜を摘み 食を得て暮らす いとしげな人よ》
家聞かな 告(の)らさね
《どこの家の人だろう。聞かせて欲しい。
家を聞き名を聞くのは、当時の妻問い つまりプロポーズの定番だったらしいが、
あえて、本来の言葉通りの意味かもしれないと考えた。
何故なら、<家聞かな 名告らさね>のほうが、歌の調子が収まる気がする。
それなのに、家だけ聞いて、名を聞いていない。
なんかおかしい。プロポーズじゃないんじゃないの。
いよっ、名推理! なんちゃって(笑)
丁寧な言葉遣いから、敬意を表している雰囲気がある。
一族を起こして良い暮らしをしているのだろ、という感じかなと思った》
そらみつ 大和の国は
《「そらみつ」は、大和にかかる枕詞。
たぶん、空満つ。天に知らしめる→天下の という意味かな》
おしなべて 吾こそをれ
《圧(お)して 並(な)べて、つまりは征服して、吾こそが居る》
しきなべて 吾こそませ
《布(し)いて 並べて、つまりは統治している吾こそが居る》
吾こそは告らめ 家をも名をも
《どうだ、これほどの吾こそが 伴侶を求めよう。
吾と共に 来て欲しい》
こんな勝手な解釈をしてみました。
プロポーズを装った建国宣言という感じがしないだろうか。
しないかなあ。
してくれるとうれしいなあ♪
余計に分り難くなってなければ良いけど。
勝手すぎて分り難い部分があるかと思い、蛇足ながら説明してみます。
天皇の御製歌(すめらみことのおおみうた)
泊瀬(はつせ)の朝倉の宮に 天の下(あめのもと)知らしめしし天皇
《前記事で「雄略天皇の御歌と伝えられていますが、はっきりとは書いてない」
と書きましたが間違えていました。訂正します。
泊瀬の朝倉宮で天下を治めた天皇は、雄略天皇のことらしいです》
籠(こ)もよ み籠もち
《籠を持って それも良い籠を持って》
掘串(ふくし)もよ み掘串もち
《シャベルを持って できの良いシャベルを持って》
この丘に 菜摘ます子
《この丘で 菜を摘み 食を得て暮らす いとしげな人よ》
家聞かな 告(の)らさね
《どこの家の人だろう。聞かせて欲しい。
家を聞き名を聞くのは、当時の妻問い つまりプロポーズの定番だったらしいが、
あえて、本来の言葉通りの意味かもしれないと考えた。
何故なら、<家聞かな 名告らさね>のほうが、歌の調子が収まる気がする。
それなのに、家だけ聞いて、名を聞いていない。
なんかおかしい。プロポーズじゃないんじゃないの。
いよっ、名推理! なんちゃって(笑)
丁寧な言葉遣いから、敬意を表している雰囲気がある。
一族を起こして良い暮らしをしているのだろ、という感じかなと思った》
そらみつ 大和の国は
《「そらみつ」は、大和にかかる枕詞。
たぶん、空満つ。天に知らしめる→天下の という意味かな》
おしなべて 吾こそをれ
《圧(お)して 並(な)べて、つまりは征服して、吾こそが居る》
しきなべて 吾こそませ
《布(し)いて 並べて、つまりは統治している吾こそが居る》
吾こそは告らめ 家をも名をも
《どうだ、これほどの吾こそが 伴侶を求めよう。
吾と共に 来て欲しい》
こんな勝手な解釈をしてみました。
プロポーズを装った建国宣言という感じがしないだろうか。
しないかなあ。
してくれるとうれしいなあ♪
余計に分り難くなってなければ良いけど。

