姓の問題(性じゃないよ)
あれこれ放談 - 2022年07月09日 (土)
参院選挙には新しい政党が出てきていて、政見放送はなかなかに面白い。
聞いていると、色々なことを考える。
夫婦別姓問題は簡単には収まりそうにない感じがする。
<夫婦別姓問題>という言い方に引っかかった。
別姓にするか同姓のままにするか、ということなんだろうけど、
旧姓をミドルネームにするというのは、どうだろう。
ミドルネームを付けるも良し、付けないも良し。
丸く収まらないだろうかと考えてみた。
なんちゃって。
今、結婚する人の96%が男性の姓にするらしい。
名字を変えると、確かに不便なことも多い。
特に海外を相手に仕事をしていると、
独身時代に積んだ功績が別人のものと判断されたこともあったようだ。
現状変更を余儀なくされることを嫌がる男性が多いのも分る気がする。
変化は怖い。
昔の日本で名字を変えるのは、わりとめでたい事だった。
養子や婿養子に迎えられるのは、能力や人物を認められた人だ。
わざわざ出来の悪い人間を迎えようとは思わない。
江戸時代のうちの先祖の中に、
才能を認められて養子に行き、ブイブイいわせた人がいたらしい。
江戸時代までは、優秀な養子や婿に多くの需要があった。
また、天皇や天下人やお殿様などから功績を認められ、報償として名字を賜るという事もあった。
報償だから、もちろんめでたい。
出世すると名字を変えるということもあった。
木下→羽柴→豊臣
名字を変えて大出世した秀吉君という有名人だっている。
名字を変えるのはランクアップの証だったのだ。
魚だって、大きくなるにつれ名前が変われば出世魚と呼ばれる。
縁起のいい魚と喜ばれるのだ。
一方「小糠三合あったら、婿には行くな」という言葉がある。
婿入りするなら、行った先の家を上手く納めなくてはならない。
発展させるのを期待される事もある。
失敗して失望されれば、辛いことにもなるだろう。
<小糠三合>というのが絶妙である。
「小糠三合さえ持っていない自分を迎えてもらうんだから、頑張る」
という覚悟があれば、良いんじゃないかな。
「自分の才を小糠程度で計ってもらっては困る。そんなもんじゃない」
という自信のある人なら、上手くいくだろう。
「小糠三合くらいなら持っているしなあ」という人は、止めた方が良いかもしれない。
ランクアップするには、当然必要なものだってある。
現代の男が、みんな小糠三合程度の器ではないことを願う。
結婚して名字が変わったとたんに、ランクアップして強くなる女性がいる。
そうなったら、夫は妻に頭が上がらない?(笑)
<追記>
誤字脱字をチェックしてからアップしようと、ちょっと買い物に出た。
戻ってテレビをつけたら吃驚した。
大事件が起こっていた。なんてこったい。
冥福を祈りたい。合掌

