寝そべっているらしい
あれこれ放談 - 2022年05月12日 (木)
中国の受験競争は、とんでもなく大変らしい。
科挙という歴史がありますからね。
そんな事を聞けば、そうなんでしょうねと思うばかりです。
受験ならば、不合格者が出るのは当たり前なわけで、
そういう若者が、土手で寝そべっているらしい。
「寝そべり族」と呼ばれているんだとか。
結婚もせず、家を持とうとせず、車を始め高価なものを欲しがらない。
最低限の暮らしをしながら、土手で寝そべっているらしい。
生産性の無い人たち。
やむなく貧乏なわけではない。
頭は悪くないので、仕事をしようと思えばできる。
でも、しない。
問題になってきているらしい。
そういえば、少しだけ昔、
アメリカにヒッピーが登場していたっけ。
ラブ&ピースを合い言葉に、社会からはみだして、自由に生きる人たち。
最近は聞きませんが、どうしているのでしょう。
資本主義社会の中で、労働力というパーツになり、
マルクスが言うところの「クソどうでもいい仕事」をして暮らしても、
幸せになんかなれない。
だから自由に生きようぜ。
そういう事だったかと思います。
社会に従っても幸せになれそうもない人がいる。
一方、社会に順応して幸せな人もいるわけで、
人間は十人十色。
たぶん、実態は、マルクスが考えたよりも複雑なんじゃないかという気もします。
国家ともなれば、たとえ小さくてもいろんな奴がいるはず。
人口が多い大国ともなれば、なおさら。
たった一つの主義主張ごときで、簡単にまとまるわけがない。
無理をしても良いことなんかなさそう。
大変そうだよね。

