なんとなく似ている気がする
あれこれ放談 - 2021年11月18日 (木)
細菌とウィルスは違うとは知っていた。
まず大きさが全然違うらしい。
さて、他に何が違うのかなと思って、調べてみた。
細菌は生物だけど、ウィルスは生物とは言えないらしい。
じゃあ生物とは何だということになる。
生物は外界と隔てる幕がある。というのが条件にされているらしい。
膜は、細菌にもウィルスにもある。
次に、生物は代謝をする。
これをウィルスはしていない。自力ではできない。
他の生物の機関というか機能を利用する。
だから生物ではない。そういうことになる。
生物としての条件に合わないのは、この部分だ。
もう一つの条件は、子孫を残す。
これはウィルスもやる。
簡単にまとめてみると、そういうことらしい。
細菌とウィルスは別物だから、感染したときの対処の仕方が違うんだとか。
簡単にまとめすぎた。
細菌だって単純ではないはずだ。
傷に緑膿菌が増殖すると、化膿して悪化するが、
緑膿菌を徹底的に殺してしまうと、黄色葡萄状球菌が繁殖し、かえって命に関わることがある。
細菌同士にも、色々とありそうだ。
人体は「毒を以て毒を制す」を自然にやっている。すげえ。
ウィルスに話を戻す。
人間の遺伝子の四割が、ウィルス由来だという説がある。
現在の人間は、ウィルスのおかげでこうなった。
ウィルスが感染した人間を利用した結果、今の人類になった。
そういうことらしい。
これは以前の記事にも書いた。
理系でもない私が、そんなことをあれこれ考えていて、ふと思った。
なにかに似ている。
ウィルスって<情報>に似ている気がする。
生物ではないのに、人間を利用して生き延びて増殖する。
人間社会を変える。
感染する過程で変異する。
社会を壊す毒にもなる。
それでも情報無しでは、もはや人間社会は成り立たない。
学校において、
基礎学力という名の基礎情報の入力を止めてしまったら、
言葉や絵などの情報伝達機能が消えたら、
現代の社会は成り立たない。
ウィルスは、他の生物がいなければ存在できない。
情報は、社会が無ければ意味が無い。
ねっ、似てるでしょ。
「コロナ後」という言葉をよく聞く。
たぶん、人間はウィルスに感染するたびに、何かが変わってきたのだろう。
新人類の誕生かもしれない。
暇人の妄想でした。

