アナログ人間の悲哀
あれこれ放談 - 2021年01月19日 (火)
一部大手銀行で、新しく口座を作ると、
紙の通帳に手数料がかかるようになりました。
みずほ銀行は、一通につき1100円。
三井住友銀行は、年間500円だったかな。
デジタル口座は無料です。
紙の通帳を作ると収入印紙代が銀行持ちになり、
それがけっこうな金額になるようです。
経費節減しなくては、銀行がピンチらしい。
収入印紙は税金ですよね。
税収が減るわけだ。
デジタル口座は、インターネット環境が前提です。
持っていなければ、通帳を作るしかない。
通帳発行代や手数料がかかりますが、
ネット環境をこれから手に入れるよりは安いですけどね。
まあ私はネットが使えます。
でも、紙の通帳が無くなると、ちょっと不安。
なんか、スースーする感じ。
たいして入っていなくても心配。
今まで以上に銀行のセキュリティが気になります。
そこがやられたら、全部パーです。
個人では、どうにもできません。
紙の証拠は無いんですから。
昔、とある銀行で、コンピューターが得意な行員が居たんですって。
銀行の利息計算では、一円に満たない端数が発生します。
その端数は切り捨てになり、銀行のものになります。
かの銀行員は、そうやって発生する端数を自分が作った口座に行くようにしたらしい。
かなりの金額になったものを着服しました。
結局は、ばれて捕まったのですが。
デジタル口座で、もっと大胆な手を思いつく行員がでないことを祈ります。
サイバー犯罪なんて、素人にはお手上げです。
通帳が無いと、気がつかないかもしれません。
大手企業がハッカーに顧客情報を盗まれたというニュースに、
以前より怖くなるでしょうね。
銀行さん、頼みますよ。
何かあっても、預金者には、手元に証拠が残っていないんですから。
それが不安になってしまうのが、アナログ人間の悲哀でしょうか。

