ざじずぜぞ だぢづでど
あれこれ放談 - 2020年11月07日 (土)
古い古いビルに、「○○ビルヂング」と書いてありました。
ビルヂングって何だよ。と、おかしくなったものでした。
昔の日本人は、外国語の発音になれていなかったんだろう。
だから、怪しげな発音をし、そのまま表記したから、
こんな妙ちきりんな事になったのかしら。
そんな風に思ってしまっていました。
浅はかなのは、私の方でした。
<ザジズゼゾ>はそのままで良いとして、
<ダヂヅデド>は、今とは違う発音だったらしいです。
<ダ ディ ドゥ デ ド>と発音していたらしいです。
<ダヂヅデド>と何度も早口でくり返してみてください。
だんだんと、<ダディドゥデド>になってきます。
ほらね♪ そんな感じ。
<ダディドゥデド>のほうが、自然で言いやすい。
<を>も、<ぅお>と発音していたのではないでしょうか。
<ゐ>は、<ぅい>
<ゑ>は、<ぅえ>でしょう。
そうそう、「ウィスキー」は、「ウヰスキー」でした。
<ヰ>は、<ゐ>のカタカナです。
ちなみに、<ゑ>のカタカナは、<ヱ>です。
「ビルヂング」も「ウヰスキー」も、わりと正確な発音だったみたいです。
日本語の表記の方が変化していたみたい。
もしも昔のままだったなら、
ヴィトンは、 ヸトン
ヴェルサーチは、 ヹルサーチ
ヴァレンチノは、 ヷレンチノ
ヴォーグは、 ヺ—グ
という風に、なっていたんでしょう。
ずいぶんイメージが変わる気がします。
それはそれで、面白いです。

