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言葉は神

 日本語の時制って、どーなってんの?

 そう思った私は、ネットで検索してみました。
 キーワードは<日本語の時制>です。

 そうしたら<日本語に時制は無い>
 キッパリと言い切るタイトルの記事がたくさんヒットしました。
 なるほど。
 無いと思えば、すっきりします。

 その中の一つを読んでみました。
 欧米の言語は、神の視点になっている。
 だから俯瞰になっていて、客観的である。
 対して、日本語は虫の視点である。
 話者の意識の臨場感に基づいている。

 面白い考え方です。
 でも、私は納得できませんでした。

 はじめに言葉ありき
 言葉は神と共にあり
 言葉は神であった

 聖書にある有名な言葉です。
 核心を突いた名言です。
 言葉が無ければ、私たちは考えることができません。
 文化も文明も無かったでしょう。

 私は考えました。
 神と虫って、違うんじゃないのかと。
 欧米語も日本語も、どちらも神の視点なのではないのかと。
 別に虫が嫌いな訳じゃありません。

 欧米の神は、唯一絶対の存在であるから、
 視点も唯一絶対になる。
 「Come here」と言ったら、「Yes I come」と応じるのは、
 come は come。
 唯一の神から見たら同じになります。
 むしろ、同じにならなくてはなりません。

 日本には八百万の神様がいます。
 八百万とは、とってもたくさんという意味です。
 七福神のうち、恵比寿様以外は海外出身の神様だし、
 アメリカ生まれのビリケンさんも、日本で活躍しているみたいです。
 どんどん増えている気がします。
 山の神、川の神、少し前に流行ったトイレの神様。
 神様だらけです。
 お正月には輪飾りを飾って、台所の神様に感謝します。
 かまどの神様と包丁の神様には日頃の感謝をこめて、
 三が日はお休みしていただきます。
 だから、おせち料理を用意して、お餅を囲炉裏や火鉢で焼きます。
 そういう風習がありました。

 話が脱線しましたが、
 日本では、何処にでも神様がいるのです。
 「こっちに来い」という言葉にも神様が下りているし、
 「うん、行くよ」にも神様が下りているから、
 「来い」に「行く」と答えても、問題なく通じるのです。
 どっちも神様だから。
 過去にも居るし、今現在にも居るし、未来にも。
 間接話法になると、一見めちゃくちゃに見えます。

 昨日の今頃「お腹がすいた」と騒いだ。
 今も「お腹がすいた」と騒いでいる。
 明日の今頃も「お腹がすいた」と言ってるんだろうなあ。

 昔学校で習った日本語の文法は、
 欧米語の文法を元に日本語の文法を纏めようとしたのでしょう。
 無理があるように思います。
 今の子どもたちは、どんな風に習っているのでしょうか。


時制ってなんだっけ★

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4066: by sado jo on 2018/11/11 at 20:41:43 (コメント編集)

「我思う 故に我あり」…西洋の言語と言うのは中心点(主体)あってのものです。
「自分がいなくても地球は回る」…総じて日本語など東洋の言語はことさら中心点を求めません。
西洋人は人の力が加わらないと世界は存在価値を失うと考えますが、東洋人は世界はあるがままにあると考える。
ちなみに、西洋の素粒子論で言う「事象は人がその存在を観測した時に初めて確定する」は、人間中心の非常に傲慢な論理です。
現実には人が観測しなくても宇宙は存在します…西洋の言語体系は人の自意識の強さから生まれたのだろうと思います。

4067:Re: sado jo様 by しのぶもじずり on 2018/11/12 at 18:06:13 (コメント編集)

> 「事象は人がその存在を観測した時に初めて確定する」
胡散臭いですよね。
でも、量子力学の二重スリット通過実験に観測された結果とかを見るに、世界は意外に日本語的なのかもしれないという印象を持ちました。
まあ、素粒子論とかよく分かってないんですけどね。

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