ケイテイニ ユウニ
あれこれ放談 - 2018年10月12日 (金)
あれは教科書問題だったのでしょうか。
先日、教育勅語はけしからんと言う野党議員がテレビに映ってました。
教育勅語と聞いて私が思い出すのは、
小松左京の短編小説だったりします。
舞台は、太平洋に浮かぶ小さな南の島。
戦時中に日本軍が、しばし滞在したことがあるという設定です。
そこに、バブル期の日本から、
リゾートだか観光だかに利用できる場所を探しに訪れます。
日本軍の影響を受けた島民と日本人とのドタバタコメディ、
というより、ほとんど落語です。
サゲまであります。
最後に、島民の間で大喧嘩になると、
おじいちゃん村長が声を挙げるのです。
<父母ニ孝ニ 兄弟ニ友ニ>という有名な下りです。
「ケイテイニユウニ、ケイテイニユウニ」
という所で終わります。
大笑いしてしまいました。
部屋で一人、静かに読書をしていた私が、
突如大声で笑い出したので、母が心配して飛び込んできました。
頭がおかしくなったと思ったみたいです。
それくらい爆笑しました。
今の若い人には通じないかもしれません。
知らないことはギャグになりません。
古典落語の中にも、説明しないと分かり難くなっているものがあるようです。
「へっつい幽霊」とか「へっつい盗人」とか、
へっついが分からなければ分かりません。
かまどのことらしいです。
時代劇のセットでは見ます。
田舎の土間にある大きなかまどは実物を見たことがありますが、
長屋で使うようなのは、大人二人で持ち運べるとは。
落語を聞くまで、その発想はありませんでした。
みんなが知らないことは、ギャグにし難いです。
少し昔の日本人は、誰でも教育勅語を知っていました。
そういうものがあったということは、知っていても良いんじゃないでしょうか。
その上で、良いか悪いかは、上の方から押し付けるのではなく、
いろんな意見があることも教え、
一人一人で考えれば良いのではないでしょうか。
自分で考える人間を育てるのが、教育ってもんじゃねえんですかい。
みんなが知っていれば、ギャグにして笑えます。
小松左京も喜ぶかも。
企画「ジャパニーズウエディング」★★★バオバブの木

先日、教育勅語はけしからんと言う野党議員がテレビに映ってました。
教育勅語と聞いて私が思い出すのは、
小松左京の短編小説だったりします。
舞台は、太平洋に浮かぶ小さな南の島。
戦時中に日本軍が、しばし滞在したことがあるという設定です。
そこに、バブル期の日本から、
リゾートだか観光だかに利用できる場所を探しに訪れます。
日本軍の影響を受けた島民と日本人とのドタバタコメディ、
というより、ほとんど落語です。
サゲまであります。
最後に、島民の間で大喧嘩になると、
おじいちゃん村長が声を挙げるのです。
<父母ニ孝ニ 兄弟ニ友ニ>という有名な下りです。
「ケイテイニユウニ、ケイテイニユウニ」
という所で終わります。
大笑いしてしまいました。
部屋で一人、静かに読書をしていた私が、
突如大声で笑い出したので、母が心配して飛び込んできました。
頭がおかしくなったと思ったみたいです。
それくらい爆笑しました。
今の若い人には通じないかもしれません。
知らないことはギャグになりません。
古典落語の中にも、説明しないと分かり難くなっているものがあるようです。
「へっつい幽霊」とか「へっつい盗人」とか、
へっついが分からなければ分かりません。
かまどのことらしいです。
時代劇のセットでは見ます。
田舎の土間にある大きなかまどは実物を見たことがありますが、
長屋で使うようなのは、大人二人で持ち運べるとは。
落語を聞くまで、その発想はありませんでした。
みんなが知らないことは、ギャグにし難いです。
少し昔の日本人は、誰でも教育勅語を知っていました。
そういうものがあったということは、知っていても良いんじゃないでしょうか。
その上で、良いか悪いかは、上の方から押し付けるのではなく、
いろんな意見があることも教え、
一人一人で考えれば良いのではないでしょうか。
自分で考える人間を育てるのが、教育ってもんじゃねえんですかい。
みんなが知っていれば、ギャグにして笑えます。
小松左京も喜ぶかも。
企画「ジャパニーズウエディング」★★★バオバブの木

