あとがき のようなもの
赤瑪瑙奇譚を、 最後までお読みいただいたお客様、 ありがとうございました。
あとがきを書くのは 初めてなので、 どうしたらいいのか 分かりません。
そこで、 作者の舞台裏を ちょっとだけ、 書いてみることにします。
登場人物の名前を、 最初は 漢字で考えていました。
斎季安→ ユキア
神羅維→ カムライ
女鳥 → メドリ
星白 → ホジロ
井氷鹿→ イヒカ
海界 → ウナサカ
玉器 → タマモイ
鵜茸 → ウガヤ
刈株 → カリバネ
常世辺→ トコヨべ
読めませんよね。
諦めて カタカナにしちゃいました。
女鳥~常世辺は、 古事記から拾ってきました。
女鳥は 女鳥女王(仁徳天皇に反逆して殺された)、
鵜茸は ウガヤフキアエズノミコト(山幸彦の息子さん)ということで、 人間の名前ですが、
他は いろんなところから 引っ張り出しました。
刈株なんてそのまんま、 稲を刈り取った後の 切株のことです。
あっ、 井氷鹿は たぶん、 国津神です。
伊波礼毘古命(イワレヒコノミコト――コクウの初代王イワレに使わせてもらいました)と関係があったんじゃないかな。
星白は、 元々 斑白と書きますが、 顔に白い斑のある馬のことみたいです。
馬の顔にある斑を 「星」ともいうので、 星白にしました。
ちなみに、 私が気に入っている名前は、 イヒカと、 ホジロです。
趣味のネーミングに走っていた訳であります。
まあ、 兄彦(エヒコ)と 弟彦(オトヒコ)は、 完全に手抜きですけど。
しかーし、 ブログで ルビはうざい。
ブログでなくても、 登場人物の名前が いちいちルビ付きでは、 うざすぎる。
という事で、 すっぱりと諦めました。
そうしたら、 あら不思議、 予定よりも洋風テイストになった気がします。
もう、 まるっきり無国籍ファンタジー。
朝廷のシステムは、 大和朝廷のものを借りました。
それと、 宝玉は漢字表記にした部分に 和風の名残りがあるかな。
翠玉→ エメラルド 青玉→ サファイア
金剛石→ ダイアモンド 柘榴石→ ガーネット になります。
そんな風にして 「赤瑪瑙奇譚」 は出来ております。
ご愛読ありがとうございました。
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