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カテゴリ:赤瑪瑙奇譚のエントリー一覧

  • あとがき のようなもの

     赤瑪瑙奇譚を、 最後までお読みいただいたお客様、 ありがとうございました。 あとがきを書くのは 初めてなので、 どうしたらいいのか 分かりません。 そこで、 作者の舞台裏を ちょっとだけ、 書いてみることにします。 登場人物の名前を、 最初は 漢字で考えていました。     斎季安→ ユキア     神羅維→ カムライ     女鳥 → メドリ     星白 → ホジロ     井氷鹿→ イヒカ     海界...

  • 赤瑪瑙奇譚 物語のその後

     水面下の騒ぎが何度か起こったが、 長い時を費やして、 マサゴ、 コクウ、 モクドの三国は、 やがて まとまってマコモ国になり、 マホロバほどの華やかさはないものの、 強く穏やかな国として 発展を見せた。〈ユキア〉  皇太子妃として、 夫のカムライを助けて 東奔西走し、 寝る間も惜しむ働きをした。  二十二歳で姫を産み、 その後 二男一女を儲けて 四人の子の母となる。  本当に 寝る間を惜しんでいたらしく、  ...

  • 赤瑪瑙奇譚 第九章――11

     ウルク、 ミノセ、 二人が、 ともに息絶えた時、 雨が 止んだ。 勝率四割でも、 部下の命を 誰よりも惜しんだ王子は、 生涯にただ一度の勇姿を 見届けられることもなく、 庭の隅で 命を終えた。 伝記にも残らず、 詩に讃(たた)えられることのない 英雄の死だった。 ほとんどの反乱兵が捕らえられ、 雨も上がった時、 ユキアの額にかかる 『マホロバの星』 が一際輝き、 晴れ渡った天空の星が、 明るく輝いた。 砂をまいた...

  • 赤瑪瑙奇譚 第九章――10

     狙いを定めて 放たれた矢は、 豪雨を切り裂いて 飛び、 上がり始めた炎を 火皿ごと 雨の中に はじき飛ばした。 白い煙を引いて 地面に落ちてゆく。 あきらめきれないように、 手を伸ばして 火皿を追う反乱兵の目に、 城の兵士たちが、 狼煙塔めがけて やってくるのが見えた。  狼煙塔の見える場所に ウルクがいた。 炎の上がらぬ狼煙塔を睨み、 そして、 目を瞑(つむ)った。「こうなったら、 せめて カムライだけでも 殺...

  • 赤瑪瑙奇譚 第九章――9

    「……ユン……」 カムライの声が 聞こえたのか、 ユキアが 振り向いた。 その姿を見つめて 自失しているカムライに 隙が出来た。 反乱兵の一人が その有様に気づき、 じわりとにじり寄り、 剣を振りかぶる。 一気にカムライめがけて 振り下ろされた剣を、 飛び込んだユキアが、 鮮やかに なぎ払った。 一瞬にして 気を取り直したカムライが その兵を あっさり倒して、 驚いたままの目を ユキアに向けた。「ユン……だったのか!...

  • 赤瑪瑙奇譚 第九章――8

    「火を放つのか。 何処だ!」 詰め寄ったハヤブサに、 反乱兵は 不敵な笑みで答えた。「各所から 同時に火を放つ。 一箇所、 二箇所だけ防いだところで 止められぬ。 城は燃え落ちる。 燃え上がるコクウ城を合図に、 町の外に潜んでいる兵たちが、 城下にも火を放ち、 なだれ込んでくる。 皆殺しだ。 全てが 焼き尽くされる」 それを聞いたユキアが、 すっく と立ち上がった。 左腕の青玉を 撫でる。「『人魚の涙』よ、 その...

  • 赤瑪瑙奇譚 第九章――7

     しかし、 倒れないのを見て、刺客は 予備の吹き矢を慎重に構え、 もう一度飛ばす。 首と額に 当たったはずだ。 外すわけがない。 それでも 微動だにしない人影に、 四人は うろたえた。「終わりか」 カムライの声が 聞こえるが、 四人には、 もう毒は残っていなかった。 失敗を悟って くず折れる。 人に見えていたものが 不自然に ぐにゃりと倒れ、 幹の陰から現れたカムライが、 それを引きずって 歩き出した。「危なかっ...

  • 赤瑪瑙奇譚 第九章――6

     四人の刺客は、 声を追って、 さらに 奥へと進んでいった。 庭に面した回廊に行き着き、 一つずつ 扉の中を確かめていく。 次の部屋から、 コトリ、 物音がした。 互いに目配せを交わして、 部屋に なだれ込んだが、 空だ。 しかし、 奥の扉が 閉め残されたかのように、 わずかに 隙間を見せていた。 三人が部屋の中に入り、 残る一人が 振り返って 辺りを確かめた。 近くに人は居ない と思い、 後に続いて 部屋に足を踏み...

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